仕様打ち合わせ その91 「電気設備(45)」
2010年 12月 01日
通信速度が低下する
家電製品からノイズを受けて速度が低下する。
影響を受ける家電製品は、充電器、ACアダプター、調光できる照明機器、インバーター機器、掃除機、ドライヤー、ミキサーなど。普通に使用する製品ばかりだ。
PLCを接続するコンセントには他の家電製品は使わない方がよいとのことなのだが、エアコンも速度が低下する可能性があるようだ。エアコンは通常、各部屋のコンセントや照明とは別に分岐ブレーカーを設ける。別回路であるのに影響を受けた事例があったみたい。
また雷サージや、フィルター内蔵のテーブルタップで接続するのも低下するので、直接コンセントにアダプターを接続させないといけないらしい。
異なる規格のPLCを使用すると速度が低下する。
交流配線の異相側につなぐと低下する。ちょっと分かりにくいかと思うので、まず “仕様打ち合わせ その72「電気設備(26)」” で説明した内容を参照していただいて、詳しく説明すると、
分電盤の分岐ブレーカーをL1相とN、もしくはL2相とNをつなぐと100Vになるのだが、同相間にしておかないと(すべてのブレーカーをL1相とN、もしくはL2相とNに統一して接続する)低下するということです。
電磁波が漏れる
電力線は、もともと高い周波数の電気信号を流すことを想定していないため、電磁波が漏れ、無線通信に影響を与える可能性がある。
ADSLならばさほど気にせず使えるかもしれないが、電力線で通信をするのは無理があると思う。
将来高速化、安定化を図るのはたぶん難しく、光回線を利用している人は、採用しない方が賢明ではないでしょうか
# by mikan_na | 2010-12-01 18:55 | 仕様打ち合わせ