補助金が出る設備があるので、補助金の申請について触れます。
エコキュート
エコキュートの導入に補助が出るのですが、徐々に減額されて、平成20年度の補助額は42,000円と少額です。(平成22年は40,000円で、今年は現時点では分かりません。)
ないよりはマシなので当然申請を行いました。
補助は1年を4期に分け、期間内定数に達すると終了になります。
また設置前に申し込み、申請が受理されてからエコキュートを設置しないと補助金がでないので、注意が必要です。
それから6年以上使用することも条件になっています。
各期、応募者数と残り枠が
日本エレクトロヒートセンターのサイトに掲載されているので、そちらを確認して、建築に取り掛かる前に申請しました。
ちなみに省エネに関する他のものを設置した場合も補助金が出るので、ご確認ください。
・太陽光発電・エコウィル・エコジョーズ・エネファーム
合併浄化槽
合併浄化槽は汚水や排水を微生物の働きなどを利用して浄化し、きれいな水にして放流するための設備です。
下水道や農業集落排水施設などが整備されない地域は、合併浄化槽を設置する必要がありますが、そのような地域には、各市町村で補助金制度が設けられています。
エコキュートと同様事前に申請する必要があり、交付が決定すれば浄化槽の工事に着手できます。
そして設置後に工事の報告を行うと補助金が交付されます。
補助金の金額、受けれる基数は各市町村によって違います。
ちなみに岡山県の場合、高梁市、倉敷市、備前市は補助金の額が多いようです。
合併浄化槽を設置する場合、
保守点検、
清掃、
水質検査(法定検査)が浄化槽法で義務付けられています。
保守点検は月1回(岡山県の場合)汚泥の管理、機器の点検、調整などを行う必要があります。
清掃は年1回、溜まった汚泥、異物の引き出しを行う必要があります。
法定検査は
設置後の水質検査(法第7条検査)と
定期検査(法第11条検査)があり、
設置後の水質検査は、使用開始後3ヶ月経過したら受ける検査で、浄化槽の設置工事が正しく行われたか判断します。
定期検査は、年1回受けなければならず、保守点検、清掃が正しく行われ、浄化槽が正常に機能しているか判断します。
ちなみに法定検査は受けないと、知事から受けるよう勧告され、従わないと30万以下の罰金を支払うよう定められているようです。
保守点検、清掃には専門的な知識、技能が必要なため、維持管理の業務の委託契約を保守点検業者と結びました。
それから法定検査の依頼書にもサインしました。
浄化槽水を溝へ放流するには町内会の同意が必要で、町内会の土木に協力金を支払いました。
地域によって違うと思ので、土地改良区や水利組合などに確認する必要があるのかな?
うちの場合メーカーさんにお任せだったのでよく分かりませんが、もめるケースもあるようで、お施主さんでされる場合は今後その場所で生活していくために、注意を払って臨まれた方がいいかと思います。
次回からいよいよ最終章になります「建築」です。
実際の新築の現場について、多数撮りためた写真を中心に紹介していきたいと思います