仕様打ち合わせ その75「電気設備(29)」   

2010年 04月 09日

インバーター
省エネの代表格といえばインバーターで、その中でもエアコンにつけられているのが広く知られていると思います。

056.gifエアコンはコンプレッサーで空気を圧縮して暖めたり冷やしたりします。コンプレッサーを働かすためにモーターを動かすのですが、インバーターがつく前は単純にON/OFFさせただけでした。
モーターはフルパワーで回って、設定温度に達するとOFFになる。しばらくして設定温度からずれると再度フルパワーでONになる。これでは室温を一定に保つことは出来ず、常にフルパワーなため消費電力が大きい。また頻繁にON/OFFを繰り返すので、これも消費電力が増える原因(起動時に電流は多く流れるので、起動は少ないほうがよい。)になります。

056.gifそこで効率よく運転できるよう、コンプレッサーの働きを自在に制御するために考えられたのがインバーターです。インバーターは直流電力を交流に変換する装置で、周波数を変えてモーターの回転数を変化させます。つまりONの状態で、温度が変化するごとに回転数を変え、コンプレッサーが働く力を変化させるので、温度を一定に保つことが出来、ON/OFFを繰り返さなくえもよくなりました。
今ではほとんどのエアコンにインバーターが搭載されています。

056.gifまた、最近では高性能なタイプとしてPAM方式を採用したモデルも出ています。
これは周波数を変化させるのに加え、電圧を変化させます。
室内を急速に暖めたい(もしくは冷やしたい)場合は高圧で、省エネ運転時は低圧に変化させ、冷暖房の能力を高められています。
従来のインバータータイプが力率90%ほどに対し、PAM方式は99%と非常に効率に優れ、より省エネにつながっています。

056.gifインバーターはエアコンだけでなく、冷蔵庫や洗濯機にも搭載されています。
モーターの回転数をコントロールし、無駄な電気を使わないようにします。
冷蔵庫は、食材の量が変わっても庫内の温度を一定に保ち、冷やし過ぎを防ぎます。
洗濯機は必要なパワーで回転させるので、振動や騒音を低減できます。

056.gifインバーターは一般的にモーターの制御に使われていますが、それ以外に蛍光灯やIHにも使われています。
蛍光灯は、インバーターで交流電力を高周波に変換することで明るさをアップさせ、ちらつきを抑制します。低い消費電力で明るさを向上させるので省エネ性能がアップします。
IHはコイルを発熱させるために、インバーターで高周波交流電力を作っています。

高性能なタイプは値段も張りますが、効率がいいために消費電力が低くなっていますので、電気代は安く抑えられます。この辺りが商品選びのポイントになるのでは?と思います。
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by mikan_na | 2010-04-09 16:55 | 仕様打ち合わせ

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