仕様打ち合わせ その33「設備(9)」   

2009年 10月 14日

24時間換気システム
最近の家は高気密であるため、シックハウス対策を講じなければならなくなり、建築基準法では24時間連続運転できる機械式換気設備の設置を義務付けられている。
最近のクロスやボードなどの内装材は、ホルムアルデヒド(接着剤や合成樹脂に含まれているホルマリンから揮発する刺激臭のある気体)の放散量が少ない最高等級のF☆☆☆☆が使用されていると思います。(たぶん…)
しかし、接着剤や含有物など、目立たないところにも化学物質があるので、換気の対策がきちんとなされているかが大事です。

056.gif換気システムは第三種換気で、各居室より自然給気を行う、パナソニックのFY-GKF43L-Wが取り付けられている。
2Fホール、1F洗面、1,2Fトイレはパイプファンで排気する、パナソニックのFY-08PDA8D-W
換気システムは2時間に1回室内の空気が入れ替わるよう機種を選ぶ必要があり、換気システムの計算資料をつけて建築許可を取らないといけないので、特に問題視しなかった。
ちなみに必要換気量の出し方は、床面積x天井高で体積を計算し、その半分が最低限の必要換気量です。

056.gifこのブログを作るに当たり、換気について知識がなかったので、いろいろ調べてみた。
換気システムには3つの形態があり、
f0192236_8552698.jpg・第一種換気:給排気とも強制的にファンで行う。(熱交換換気型も第一種換気)室内の圧力は外気に対して、正圧にも負圧にもできる。
・第二種換気:給気をファンで強制的に行い室内を正圧にし、圧力差で外気へと排気を自然に行う。
・第三種換気:排気をファンで強制的に行い室内を負圧にし、圧力差で外気から給気を自然に行う。

第二種換気は、他の部屋から空気流入により室内汚染を防がないといけない、病院や食品関係などに使われるシステム。排気は自然に行うので、窓を開けたり、隙間から逃げたりして外気に対して正圧でなくなった場合、トイレや浴室の排気口からまったく逃げなくなる可能性がある。そうすると臭いや湿気が室内に充満する危険があるので、住宅では普通採用されない。

一般的に住宅では第三種換気を採用することが多い。
理由として
・設備費用が安い
・ランニングコスト(電気代)が安い
・トイレや浴室など局所換気と併用できる
・負圧のため壁内に室内の湿気の侵入を防げる
ことである。
各部屋の空気の流れは、開き戸の場合、アンダーカット(戸の下を10mm程度あける)することにより換気経路を作る。
引き戸の場合は特にない。閉め切ったら風が通らないと思うのだが、若干開いてることが多いから必要ないのだろうか?どうしても換気経路を作りたい場合は、ガラリ(一定の傾斜をつけ、少しずつ間をあけて平行に取り付けた幅の狭い薄板)のついた引き戸にするといいだろう。

最後に第一種換気についてだが、
・給排気を強制的に行うので給気量と排気量のバランスが取りやすく、換気の効果があげやすい
・熱交換換気型にすると、温度や湿度をコントロールできる、ことがメリットである。
しかし、
・ダクトが必要になり設備費用が高い(うちのように梁表わしだとダクトが丸見えになるため、天井をつけないといけない)
・当然ランニングコストは高い
・構造が複雑な分、メンテナンス費用も高くなる
とデメリットも大きく、窓を開けた換気の方が効率いいのでは?と思う。(風が通り抜ける間取りを考慮する必要があるが…)
ただ、花粉症の人とか、騒音がひどくて窓があまり開けられない人などは、第一種換気を検討してみてもいいかもしれません001.gif
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by mikan_na | 2009-10-14 19:32 | 仕様打ち合わせ

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